日本大学理工学部校友会

　京都府支部　　～令和4年度報告～

　　

　　令和4年度京都支部総会を開催しました。
　　開催日：令和4年11月11日(金)
　　場所：ハイアットリージェンシー京都
　　参加人数：22名

令和４年度　日本大学校友会京都支部総会開催しました。

　新秋の候、日々ますます校友のみな様は、御清祥のこととお喜び申し上げます。
コロナ禍の影響で感染率が世界ワーストワンになっておりますが、今年の京都は感染対策を充分にして無事祇園まつりも終え、８月のお盆には、通常通り五山の送り火を終えることになり、withコロナの中で以前の様な歳時記を行なえる様に成ってまいりました。
　日本大学本部も新体制の中、活動が始まりましたが、京都支部も本格的活動を開始することに成りました。約３年間みな様会員の顔も拝見したく、制約と不安を持ちつつ暮らした日々を振り返りコロナと付き合う新社会に向けて語り合う場として、今回総会を開催する事ができました。
会員のご参加ご入会をお待ちしております。

　　日　時：令和４年１１月１１日（金）　（受付： 18：00）
　　総　会：18：30 ～ 18：50
　　懇親会：19：00 ～ 20：30
　　場　所：ハイアットリージェンシー京都
　　TEL：075-541-1234
　　京都市東山区三十三間堂廻り644番地2
　　URL　https:// http://www.hyatt.com/
　　参加者：２２名

　総会時に日本大学校友会本部事務局事務長中村光宏様に、新体制の校友会のあり方についてご説明いただき、懇親会の来賓ご挨拶は、日本大学理工学部校友会会長外山勉様に会長交代後コロナ禍の中、各支部訪問の２番目として活動内容と今後の行動をお話し願い乾杯のご発声により懇親会が始まりました。約３年目の制約と不安を持ちつつ暮らした日々を振り返りwithコロナと付き合う新社会について和やかな会話があり、楽しい時間が過ぎ無事終了することができました。
　会長、事務長、諸兄にはご遠方よりお越し願い感謝いたします。
　本当に有難うございました。

京都支部長　熊倉　淳

日本大学大学院理工学研究科　海洋建築工学特別講義Ⅱ「セイホ工業寄付講座」

日時：令和4年10月13日（木）　13時20分～14時50分　　
　会場：日本大学理工学部　船橋校舎　14号館5階1452教室

　学生時代お世話になった近藤健雄名誉教授にお声掛けいただき、日本大学理工学部及び理工学研究科で海洋建築工学を学ぶ学生達に向けて、当社で手掛けた古建築の移築再生工事を中心にお話しさせていただきました。前半45分を私株式会社熊倉工務店代表取締役の熊倉淳が、後半45分は野口建設株式会社取締役会長の野口政男様がお話しされ、計90分間の講義でした。

〈参加者〉20名
　セイホ工業株式会社　代表取締役会長　木本正治様　　他2名
　名誉教授　近藤健雄様　　准教授　山本和清様
　野口建設株式会社　取締役会長　野口政男様
　株式会社熊倉工務店　代表取締役　熊倉淳　　常務取締役　熊倉毅一
　学部生(4年生) 5名　　院生(M1) 7名

〈講演タイトル〉
　京都の歴史と伝統を紡ぐ建築技術―古建築の移築再生を中心に―

〈講演内容〉
　◆経歴
　◆㈱熊倉工務店の歴史・経営方針
　◆京都・宝泉院様　書院及び茶室（日新庵）移築再生工事
　◆京都・武田薬品工業株式会社様京都薬用植物園　曳家工事
　◆日本大学との関わり（京都研修・校友会等）

　当時の工事写真等をスクリーンに映しながら、工夫点や苦労した点等説明させていただきました。その中でも、学生達から一番反響が大きかったのが曳家工事の現場映像でした。実際に建物ごと移動させる曳家の映像を見るのは初めてという学生が多く、教科書だけでは学べないことを伝えられて良かったと思いました。
　宝泉院様の移築再生工事にあたり、快適に利用できるように建設当時の明治時代にはなかった空調設備や水道設備を茶室に追加した話も学生達の印象に残ったようです。後日、学生達のレポートを読むと興味を持って熱心に聴講していたのが分かり、嬉しい限りです。　文化的・歴史的価値のある建物を後世に伝承するため、利益より価値を優先する当社のポリシーを理解してもらえて良かったです。
　当初お話をいただいた時は、専門外の話をしてもよいのかと悩みましたが、熱心に聴いていただき、学生達にとっては普段の講義では得られない知識を得る良い機会になったのではないかと思います。昨今のコロナ禍で京都研修も実施できずにいたため、久々に母校の学生達と接する機会をいただけて良い思い出になりました。
　関係者の皆様ありがとうございました。

〈講義の様子〉　講師：㈱熊倉工務店代表取締役熊倉淳

〈レポートの写真〉学生達の書いた講義レポート

〈集合写真〉